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この庭園のキーワードは、『武蔵野の雑木林』です。
雑木林は自然の林ではなく、人間の手が入っている人工林です。コナラやクヌギ、カシなどは燃料に、トチの実や栗、キノコなどは食料として、また、落葉や下刈りで出た枝は田んぼや畑で肥料として使われました。
コナラやクヌギは、15〜25年かかって大人の太ももぐらいに育つと薪として切られ、その切り株からまた新しい芽が出てくる、この繰り返しのため、雑木林には株立ちが多く太い木がありません。
江戸時代から営々と引継がれた雑木林は、戦後まもなく化石燃料と化学肥料の急速な普及により、無駄なものと考えられるようになりました。また、木材の需要が急激に増えた高度経済成長期には、スギやヒノキの人工林に変えられましたが、近年、安価な輸入材の使用により手入れをされず、荒廃が大きな問題となっています。
今でも、市民の生活の一部として大切に管理されていた武蔵野の雑木林は、多くの人々の心の中に、想い出として残っています。
ここに来られて、遠い昔の武蔵野の姿を思い出されながら、皆様の憩いの場として、利用していただけたら幸いです。
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